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04 トリミングで要らない物は排除



写真が絵と大きく違うところ
初めてカメラを手にしたのが中学校の修学旅行の時でした。長崎の大浦天主堂の外観を撮りたいと思ったのですが、屋根の十字架が入るまで遠くにさがって撮った写真はぜんぜんつまらないものでした。実際内部は撮影禁止だったので側によって撮るということはもともと不可能だったのですが、自分の目で見た印象とカメラのレンズで捉えたものが全く別のものだったのにはショックを受けました。見た風景を絵に描くと不出来ながらも、自分が感じたように表現できるのに、なぜ写真だとできないのか....ずっと疑問をもっていたんです。
ところが最近仕事で写真を撮るようになって、そのわけがだんだんわかってきました。絵はいろんな物を同じ画面にたくさん取り入れて描き込んでも、色の使い方や塗り方によって、何を表したかったのかどれが作者にとって一番大事なのかがすぐにわかります。ところが写真だとフレーム内に入ればすべて同じように写ります。物がたくさんあればあるほど焦点がどんどんぼやけてくるのです。大浦天主堂もてっぺんの十字架の上の空から下の石畳まで写そうとしたので、何に感動していたのかさっぱりわからない写真になっていたのです。一番気に入っていたステンドグラスだけをフレームいっぱいに撮れば良かったのです。それだとどこのなんなのかわからないと思うかも知れませんが、観光ガイドブックの写真を撮っているわけではないのですからそんなコト気にしなくていいのです。
これは小さな文鳥を撮る時にもとても大切なことだと思います。見た目小さい文鳥に人間と同じくらいの存在感やりりしさを求めるのには、必要以上に大きく撮ることが必要です。被写体にぎりぎりまで近づくことで、写した瞬間の気持ちを第三者にも感じてもらうことができると思います。

お題
「あのお方は今頃どうしているのかな...」(作品2点)


やっぱり小鳥ちゃんの全身があるほうがいろいろ思い出せていいもんね。




頭で考えているということを意識してあえて顔だけにしました。

上下どちらの写真がお題に適しているかわかってもらえると思います。文鳥楽園のぴきぴきラーミアちゃんの写真は、こんな感じで彼の気持ちを引き出せるようにして撮っています。他に思い出が欲しければまた別に写真を撮れば良いのです。一枚の写真にひとつの思い出、それ以上欲張らないように気をつけています。


さっきから見慣れたこの写真も......




気を抜くとこのくらい離れて撮ってしまいます

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