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文鳥の名前
どうして『文鳥』というのですか?
...  文鳥というと思いっきり和風に感じますが、原産国、インドネシアでの名前は『グラティ・ジャワ』です。単に『グラティ』と言ったり、『ブルング(鳥)・グラティ』と呼んだりもします。

 日本では文鳥、文様(もんよう)のある鳥という意味を持ち、文は「あや」と同じ、彩の意味も含みます。江戸時代、文鳥が輸入されるまでのあいだ、小鳥というとほとんどが日本の野鳥だったので、体が大きくクチバシが真っ赤な文鳥は、それだけで鮮やかな印象があったのでしょう。今の文字で構成してみると「美色鳥」というところでしょうか。
 漢字圏の国ではキンパラ属の小鳥を「○○文鳥」という呼び方をする場合もあります。



文鳥は人間に馴れやすい小鳥です
ふらっとこのページにやってきました。文鳥ってなんですか?
他の小鳥とどう違うんですか?
 文鳥はアジアやインドネシアなどに生息する体長約14cm、体重約26gの小鳥です。 野生文鳥の色は一種類で、背中が灰色、頭と風切り羽根と尾羽根が黒の清楚な色あいをしています。声は透き通ったメタリックな音で、人間の耳に愛らしく聞こえるいい感じの音域をしていると思います。 
 日本では江戸時代、海外からの輸入鳥として珍重され、ごく一部の人の目を楽しませていました。その後繁殖をされ白文鳥ができ、次第に数は増え、愛知県海部郡弥富町で農業の一貫として繁殖をされることになりました。この文鳥たちはお米など農作物と同じルートで日本中に広がりました。現在も秋から春にかけてたくさんの成鳥やヒナが出荷されています。
 人間の手で繁殖され続けてきた文鳥たちは、あまり人間をおそれないため、一緒に暮らすことに抵抗がありません。たとえ手乗りではなくても、飼い主が近づくたびにバタバタと暴れて怖がるようなことはありません。そして一度馴れるとよほどのことがない限り、ずっと人間を仲間だと意識して飼い主に背を向けるようなことはありません。
 他の小鳥(フィンチ)に比べて身体は大きく寿命も長いので、一緒にいられる時間が長いというのも良い点だと思います。大事に飼えば十年は生きてくれると思います。
 特に一羽で飼っている手乗り文鳥は、その時間の中でいつも飼い主のことを見ていて、飼い主の生活時間や習慣なども覚えています。それは単に飼い主をエサをくれる人だと認識しているのではなく、自分が愛しているパートナーだと思っているからです。飼い主が誰か一定の人と仲良くしていれば、その人に攻撃をしたりとやきもちをやいて見せることもあります。飼い主が落ち込んでいる様子を察して、いつもより甘えて、おとなしく側にいてくれることもあります。
 
文鳥は飼主の気持ちを理解して接してくれる、愛情を共感できる生き物です。
↑シナモン文鳥のヒナ


野生文鳥
野生の文鳥はどこでどんな風にして暮らしていますか?
 餌はヒエの祖先にあたる、イヌビエやシバなとの若いものを食べたり、運んだりしていましたが、実際はやはり米を主に食べているようで、まだ未成熟の青く柔らかい、潰すと白いミルクが出るような米が好きなようです。黄金に実った稲穂に文鳥....ではなく、初々しい青い水田に文鳥....が、本質をとらえた情景でしょう。確かに文鳥はみずみずしいものが好きですもんね。

 ペア単位で行動します。まだ換羽前のヒナも、自分で食べられるようになると、ヒナだけで集まって移動しながら餌を食べています。しかし寝るときはそれぞれの親元にもどるのか、ヒナだけで居るのかは未確認です。


ご参考までに原産地での文鳥を乗せておきます。
#旅行のページですので、ふざけていてすみません。
インドネシア文鳥探索07
 文鳥の原産国は「インドネシア」一万以上の島々からなる国ですが、その中のジャワ島とバリ島が原産地と言われています。インドネシアでも飼い鳥として売られているので、おそらく現在は他の島にも渡って増えているのではないかと思います。
※しかし数は激減していますので、外で見かけることはありません。

 文鳥は別名「テンプルバード」(寺院鳥)とも呼ばれるように、高く大きな屋根のある建築が好きなようです。プランバナン寺院に居たことなどを聞いて、本当にそうなんだと感心していたところ、実際に今回文鳥を見つけた場所もそんな感じのところでした。

 屋根の裏側や、外からは全然見えないような場所に、巣草を持ち込んで巣を作っています。屋根の裏側にある文鳥の巣を見たことがあるのですが、
直径50cm以上はあると思うくらいの大きな、そして大ざっぱな作りの巣でした。しかし下から見上げただけなので、中心部分は細かく密に作られているのかも知れません。
2004-03-18


ハワイの帰化文鳥
ハワイで文鳥を見たそうですね。その文鳥のようすを聞きたいです。
 アメリカ合衆国ハワイ州には帰化した文鳥がたくさん住んでいます。観光の中心地であるオアフ島にはもちろん、その他の島々にもいるそうです。一年中が夏という気候がジャワ出身の文鳥にはピッタリだったようで、つやつやピキピキ健康な文鳥を見ることができます。
 しかしハワイに行ったにも関わらず、まったく見ることができなかったというひともいます。それには理由があります。時間帯です。文鳥が人目をあまり気にすることなく地面に降りてエサを食べたりくつろいだりするのは早朝です。夜が明けて空が明るくなり、地面に日光が差し始めたときが、文鳥たちをいちばん簡単に数多く見ることができる時間です
↑オアフ島アラモアナビーチパーク
 朝7時〜9時がベストだと思います。公園の芝の上を2グループ、7羽くらいではね回っています。9時を過ぎていくと文鳥たちはいったん食餌を終えて、木々の茂みに隠れます。その後は気温がかなり高くなるので、ときどきエサを取る風景が見られるものの、すぐにどこかに消えてしまいます。

 エサはシバやエノコログサ、スズメノカタビラなどの仲間の草の実や茎です。

←黄色く熟した草の実を食べている文鳥。
文鳥は家族単位で暮らしています。ハワイの文鳥はヒナが飛べるようになると雄親は離れてしまい、ヒナは雌親について行くようです。一羽の成鳥に2〜3羽の幼鳥がオプションのようにくっついていました。雌親も連れて歩こうとは思っていないようで、はぐれると幼鳥は鳴いて呼んでいますが、雌親が幼鳥を探して鳴いているようすはみませんでした。

 巣はホテルなどビルディングの上層部の外壁にあるようです。この公園では木に巣を作る文鳥はいないようですが、スズメの巣はありました。文鳥はスズメよりも人間社会への順応性が大きいかも知れません。

→ ♀文鳥と幼鳥3羽。


文鳥のヒナが飼いたいんですけど、お店にいません。
聞くとシーズンじゃないからと言われました。いつならいるんでしょう?
 お店や納品する業者さんの都合で、事情がちがうこともありますが、国内での通常の流通期間は右のようになります。しかし出始めや終わり頃は数が少なかったり、クリスマス時期には買う人も多かったりするので、必ずしもお店にいるというわけではありません。

 上記の文鳥は全体のほとんどを桜文鳥と白文鳥が占めます。そのほかの品種(シナモン文鳥やシルバー文鳥など)は絶対的羽数が少ないことと、個人による繁殖、輸入によるところが大きいため、いつ、どこで売られているかということは、本当にそのとき次第なのでわかりません。
 しかし入荷がいつになるかわからなくても、シルバー文鳥などを一度でも売っていたお店であれば、納品元がわかっているはずなので、予約をすることができれば、取り寄せてくれる可能性はあるかも知れません。

 ヒナのおおまかな販売時期

 9月末〜12月末
 ▲お正月明け〜2月頭
 ▲2月末〜5月頭
 ヒナの流れはおおよそ左の図のような感じです。文鳥農家(実際は兼業です)さんからは、大量の桜文鳥と白文鳥が納品されます。色の変わった文鳥などは個人ブリーダーさんが繁殖させていることが多く、手元に置かない分をお店に出します。まだヒナの間は羽色の微妙な判別ができないのであまりお店には出しません。お店にシルバー文鳥の成鳥がいても、ヒナがいないのはそういった事情が考えられます。
 もしシルバー文鳥などのヒナが欲しいときは、個人ブリーダーさんが契約をしているお店にいかなくてはいけません。桜文鳥や白文鳥のように、一カ所に集められて全国に配られるというようなことは、まだないと思います。シルバー文鳥の成鳥がいるお店で、ヒナを欲しいことを伝えてみましょう。


文鳥の色々
文鳥の品種ってどのくらいあるんですか?
 色というとキリがありません。シナモン文鳥でもチョコレート色に近い色や、ミルクティー色、シルバー文鳥に近いようなグレーがかった色もあります。どこからどこまでが何文鳥なのかと言えないケースもあるようです。
 はっきり「○○文鳥」と言えるかどうかは、その文鳥を同じ色の文鳥と繁殖させて、同じ 色の子供ができるかどうかで決まります。 

 見た目だけの色にかぎって考えると、名前を付けられている品種はノーマル、桜、白、シナモン、シルバー、クリーム、アルビノ、アゲイト、ブルーなどがあります。

写真、左上から時計回りにぐるっと、
シナモン、クリーム、桜、桜、白、シナモン、ダークシルバー、ライトシルバー、シルバー、ノーマル......です。
#全種ではありません。



雌雄の判別は?
生後一年と二ヶ月の文鳥がいます。卵も生まないしさえずりも無いので雌雄の判別に困っています。
観察を毎日していると生後一ヶ月でさえずりの練習を始めるので雄だということが分かりますが、中には生後一年で初めて鳴き出す雄もいますし、雌でも一ヶ月頃にさえずりの練習のように鳴いたりする個体もいます。小さな頃はこういった理由でなかなか判別が難しいものですけれど、生後八ヶ月頃になってすっかり成熟すると、行動や姿勢にも雌雄の違いが現れてくるようになります。雄は雄らしく時々胸を張って背を高くするポーズが見られるようになり、雌は卵を生むためか、骨盤が雄より広いようで、若干左右の足が離れ気味についています。
顔の部分ではクチバシの色やアイリングの色が赤く濃い方が雄だと言われています。その他に、雌の頭は丸く、雄の頭は平ら、雌の目は頭の中央に、雄の目は頭の前方に...という特徴もあげられます。そして鼻の穴の大きい方が雄である可能性が高いです。



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